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みなさん、あけましておめでとうございます。

地域づくりには不定形の謎解きにもにて、生きる希望と勇気を常に備えていかなければなりません。

なれ合わず、結果の幸福を考え、活動していきましょう。

日本国北海道旭川市にて
創造と改革 
会長  小野寺康充

皇紀2076年、平成28年、西暦2016年1月1日
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 ラジオ番組の参加も終了し、一息ついたとこトロで夜が明けた。あさひかわ新聞1月5日号には乾杯の写真が掲載されると思うが、ポーズだけで12月30日以降は飲酒をしていない。言い訳していますが。

 1月1日付の北海道建設新聞を読むと旭川市の総合庁舎の記事がでていた。
 佐藤武夫氏の設計事務所が設計し、現在の戸田建設が施工したRC造の建物。日本建築学会作品賞を昭和35年に受賞しているとのことだ。

 いろんな立場の人、特に建築設計に関する人が保存の陳情をしているとのことだが、情的なものと作品の優秀性、文化財としての価値とは別の観点で問題提起したい。

 佐藤武夫氏を超えられる設計者とその集団が現代にいないのだろうか。
 この人よりも皆能力がないので、上段の理由を挙げて保存が望ましいと言っているようなものだ。市庁舎は文化財ではなく、行政施策立案とそれを実行する事務所というのが主たるもの。用途と期待に最善であるのが建築物の原則ではないか。
 この疑問にどうこたえるのだろうか。
 
 耐震性の低さもそうだが、防火(当時はスプリンクラーの設置義務がなかったので後付けである)、冷房暖房といった空調、電気設備や事務所としての機能性の{劣りが}のちの世代の利用者に負担をかけることになると思う。保存はごくごく一部にして完全改築が妥当と考える。