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 当会の昨年12月例会に来られた北海道庁の航空局長(当時)の講演にもあったが、新千歳空港の民間機発着枠が増える。
 激増する外国人観光客の受け入れに応えるというのが目的のようだが、心配事を少々。

 ・新千歳空港周辺の気象は夏季は霧、冬季は降雪の影響を受けやすい。
 ・代替機能を有する空港が脆弱で、ないに等しい。

 旭川もそうだが、函館、帯広、釧路、女満別などの空港機能(二次交通含め)を強化が急務。新千歳の課題でもあり、北海道全体の課題でもある。器(質といっていい)を大きくしないと危機管理にも対応できない。

 別の例だが、今回の熊本地震(大分県も被害がある)で貨物鉄道の重要性があらためてクローズアップされた。

 ひとつは線路容量。もうひとつは貨物鉄道が入線できる設備。

 岡山から四国へ延びる瀬戸大橋線、第3セクターになったが、旧名・津軽海峡線には単線区間がある。すべて複線にすれば事故等にも対応が早いが、していないので、列車の遅延がたびたびある。
 
 今回の熊本地震で西回りの鹿児島本線はようやく全通したが、東回りの補完すべき日豊本線(大分・宮崎)は単線区間が多く、また、貨物輸送の許可を返上(トラックに切り替え)したため宮崎県へは事実上貨物列車を走らせることができない。

 北海道でも、旭川より稚内へは貨物列車が走らない。北見の玉ねぎ輸送は名物にもなっているが、廃止しようとする事業者の考えがあって地元と軋轢がある。

 旭川市内ばかりではなく、広く北海道・日本国の将来を見据えて考えをまとめていかなければならない。

 



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